なべやまひできのブログ

西船橋のトラックメイカー/VOCALOIDプロデューサー、なべやまひできのブログです。

月曜の朝

本日、関東地方は大雪になるということで、いっそ仕事が休みにならないかなァと淡い期待を抱いていたのですが、蓋を開けてみたら千葉は雪のゆの字もなくただ寒いだけでした。この寒さがあと一ヶ月以上続くと思うとウンザリします。やっぱり冬は12/24~1/4の間だけでいいなと思いました。あとは春と夏でお願いします。秋?全くもって不要です。

通勤途中、久々にThe Millenniumの『Begin』というアルバムを聴きました。「コーラスの魔術師」ことカート・ベッチャー率いるThe Millenniumが唯一残した1968年の作品。知らない人も多いと思いますが、これは超絶名盤ですよ。ビートルズの『リボルバー』とかビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』とかに匹敵するレベルです。所謂「ソフト・ロック」のカテゴリに分類されるアルバムですが、それにしちゃやたらビートが強いというか今っぽい感じがするのが、個人的に好きな理由のひとつだったりします。

はっきり言って全曲素晴らしいのですが、とりわけ「It's You」と「There Is Nothing More To Say」は名曲。

 

日曜の夜

日曜の夜というのはどうしてこんなに物悲しくなるのでしょうか。この時間になると得も言われぬ悲しみと息苦しさが胸に押し寄せてきます。単純に月曜の仕事が嫌だというのもあるけれど、それだけなのでしょうか。ひょっとしたら人類にはDNAレベルで「日曜の夜の悲しさ」が刻み込まれているのではないか、そんなことを思いました。でも仮に明日が仕事休みだとしたら全然悲しくないので、やっぱり単純に仕事が嫌なんだなと思いました。

ダフト・パンクを知ったとき、パンクって名前が付いてるのにエレクトロミュージックをやっていて格好いいなと思いました。

朝起きるという行為

朝起きるという行為が最高に苦手です。通常の人の朝起きる力が100としたら、自分は多分15~25くらいなんじゃないかと思います。昔からそうなので、おそらく親がパラメータを振らなかったのでしょう。朝起きる力が低いので、無理やり起こされると当然機嫌が悪くなります。高校時代が一番酷くて、友達の家に泊まりにいって朝起こされた際、あまりの機嫌の悪さに「帰ってから死ぬか死んでから帰れ」と暴言を吐いたことがあります。人の家なのに。そんな友人も結婚して今は一児のパパです。その節は本当にどうもすみませんでした。

朝起きる際はiPhoneの目覚まし機能を使っています。自分の好きな音楽で目を覚ますのはとても気分がいいだろうなと思い、最近はGrimesの「REALiTi」を設定しているのですが、止めても止めてもスヌーズ機能で起こしにくるのでそろそろこの曲が嫌いになりそうです。それではお聴き下さい、Grimesで「REALiTi」。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

昨年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

物事をすべき適切なタイミングを逃した場合、「今更やんなくてもいいかなっ」と思ってしまうことが多々あります。ですが個人的な経験則から言えば、やった方がいいことは遅くてもやった方が良い結果を生むと思います。それを思いついたそのときが一番早いタイミング。何かを始めるときに遅すぎるということはないのです。

とはいえ、通常新年の挨拶というのは元旦もしくは三が日の間に行っておくのが吉であり、実際ちゃんとしている人はそうしているわけで、1月半ばに新年の挨拶をするということは「私はちゃんとしてない人です」と遠回しに表明することに他なりません。であればいっそ「ASKAのブログ凄かったですね!!」等の話題を持ち出して、新年の挨拶を有耶無耶にするラフなプレーもありかなとも考えましたが、「一年の計は元旦にあり」という諺の通り、やはり最初は肝心だろう、そのように思いまして遅ればせながら新年のご挨拶をさせて頂きました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

今年の個人的な目標はワンダーコアを毎日続けるということです。大晦日にはきっと腹筋がサイコロステーキみたいになっていることでしょう。楽しみですね。

そして音楽的なトピックとしては2月12日に1stアルバムをリリースします。現在作業は大詰めといったところですが、粋な感じに仕上がりそうですのでご期待下さい。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

【雑記】カレーの向きについて考えてみよう

f:id:nabeyamahideki:20151210003647j:plain


皆さんはカレーの向きについて考えてみたことはありますか。

「カレーの向き」というと若干曖昧な表現なので、正確に言い直すと「カレーを食べる際にルーをどの方向に向けるか」です(あるいはライスをどの方向に向けるかです)。自分は長年「ルーが奥、ライスが手前」でした。これは我が家のトラディショナルなカレー・スタイルと言えます。

カレーの向きに思いを馳せるに至ったのは、ココイチでカレーを食べたのがきっかけです。何度かココイチでカレーを食べたことのある人はお気づきかも知れませんが、ココイチでは「ルーが手前、ライスが奥」になっています。

最初は店員さんの気まぐれだと思い、皿を180°回転させて我が家のトラディショナル・スタイルである「ルーが奥、ライスが手前」に変えていたのですが、何回ココイチに行っても必ず「ルーが手前、ライスが奥」で出されてくるのです。昼だろうが夜だろうが、店員さんが男だろうが女だろうが、1辛だろうが3辛だろうが、百発百中で「ルーが手前、ライスが奥」です。

事ここに至り、これは気まぐれではないな、と思いました。ココイチは明確な理念と哲学をもってして「ルーが手前、ライスが奥」でカレーを出している。よくよく見たら、その状態で皿の「CoCo壱番屋」のロゴがこっちを向いているではないですか。

そこでGoogle先生に聞いてみたところ、さすがインターネッツ、回答がありました。

「当店では“ルーが手前でライスが奥”というのが基本的なルールです。理由としては、高さのある食べ物が奥にあるほうが、ライスが大盛りの場合でも食べやすいからです。実際に比べていただくと、よくわかると思います」。(CoCo壱番屋広報:浅井さん)」

つまり、ライスを壁、ルーを海と見立てたときに、奥から壁を崩した方が食べやすい、という理由のようです。なるほど、確かにこれなら壁を崩す→海にひたす→口に運ぶ、という一連の動作が1ストロークで行えます。

実際自分はどうかというと、長年染み付いた習慣のせいか、そこまで食べやすいとも思わないのですが、今はココイチでカレーを食べるときは「ルーが手前、ライスが奥」という出されたままの状態で食べています。郷に入りては郷に従え、という諺もありますし、何よりせっかくロゴがこっちを向いているのにそれを180°変えるのは、リスペクトに欠けた行為だと思うので。

ちなみに、カレーのルーの位置というのは一般的にどれがメジャーなのかと思い調べてみました。

リンク先の記事によると、「右」派が圧倒的多数で45.0%、次いで「左」派が37.6%、「手前」派がグッと下がって8.4%、そして我が家のトラディショナル・スタイルである「奥」派はなんと僅か4.2%。そんなに異端だったのか、我が家よ。

都道府県別の統計もあるので、皆さんもカレーの向きに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。ルーが奥派の人がいたら是非ご連絡下さい。

【今日の1曲】冬がはじまるよ / 槇原敬之

そろそろ冬が始まりそうな気配を感じたので、今日はこの曲を聴きました。
冬になってから聴くと「冬がはじまったよ」になってしまうので、我ながら適切なタイミングだったと思います。この曲のアンサーソングが、森山直太郎の「夏の終わり」という説があるとかないとか。MV冒頭のVaporwaveのネタに使われそうな感じは一体何なんでしょうね。

一年のうちでやたらと槇原敬之を聴いてしまう時期があって(自分の中で「マキハラノリユ期」と呼んでいます)、聴くのは決まってベストアルバムの「10.Y.O. 〜 THE ANNIVERSARY COLLECTION〜」なのですが、アルバムの3~5曲目、「どんなときも。」「冬がはじまるよ」「もう恋なんてしない」の並びはいつ聴いても凄まじいです。1985年の阪神のクリーンナップ(3番バース、4番掛布、5番岡田)、あるいは1995年のジャンプの巻頭からの並び(ドラゴンボールスラムダンク幽遊白書)に匹敵する凄さとでも書けば、多少は伝わるでしょうか。

なおアンセムシングル3連打の類似事例としては、ミスチルの「CROSS ROAD」「innocent world」「Tomorrow never knows」、スピッツの「ロビンソン」「涙がキラリ☆」「チェリー」などがあります。凄いね!!!!

【今日の1曲】慟哭 / 工藤静香

これからはブログをボチボチ更新しますと先週書いたので更新します。とりあえず宣言してしまうというのは、行動を起こす際に有効な手段のひとつかと思います。

そんなわけで工藤静香さんの「慟哭」です。自分がこの曲を初めて聴いたのは、確か小学生の頃だったと思います。当時は漢字が読めなかったので曲名が分からなかったのですが、とてもいい曲だなあと感じた記憶があります。今は大人になったので曲名が読めます。「慟哭」が読めるか否かが、子供と大人のひとつの境界線ではないでしょうか。

そして曲名を知らない人でも「ひと晩じゅう泣いて泣いて泣いて~♪の曲」といえば大体通じるのではないでしょうか。この例からも分かる通り、サビのフレーズのインパクト、覚えやすさというのは、ヒット曲を作る上で非常に大事な要素だなあと思います。きゃりーぱみゅぱみゅにも通じる同じ単語のリフレイン。中島みゆきさん作詞でございます。

今改めて曲を聴くと、Bメロ→サビへの導入部のプチ転調、そしてその後のサビの解放感が素晴らしいなあと思います。後藤次利さん作・編曲でございます。

基本的に80~90年代の歌謡曲はリスペクトしています。