なべやまひできのブログ

西船橋のトラックメイカー/VOCALOIDプロデューサー、なべやまひできのブログです。

【雑記】カレーの向きについて考えてみよう

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皆さんはカレーの向きについて考えてみたことはありますか。

「カレーの向き」というと若干曖昧な表現なので、正確に言い直すと「カレーを食べる際にルーをどの方向に向けるか」です(あるいはライスをどの方向に向けるかです)。自分は長年「ルーが奥、ライスが手前」でした。これは我が家のトラディショナルなカレー・スタイルと言えます。

カレーの向きに思いを馳せるに至ったのは、ココイチでカレーを食べたのがきっかけです。何度かココイチでカレーを食べたことのある人はお気づきかも知れませんが、ココイチでは「ルーが手前、ライスが奥」になっています。

最初は店員さんの気まぐれだと思い、皿を180°回転させて我が家のトラディショナル・スタイルである「ルーが奥、ライスが手前」に変えていたのですが、何回ココイチに行っても必ず「ルーが手前、ライスが奥」で出されてくるのです。昼だろうが夜だろうが、店員さんが男だろうが女だろうが、1辛だろうが3辛だろうが、百発百中で「ルーが手前、ライスが奥」です。

事ここに至り、これは気まぐれではないな、と思いました。ココイチは明確な理念と哲学をもってして「ルーが手前、ライスが奥」でカレーを出している。よくよく見たら、その状態で皿の「CoCo壱番屋」のロゴがこっちを向いているではないですか。

そこでGoogle先生に聞いてみたところ、さすがインターネッツ、回答がありました。

「当店では“ルーが手前でライスが奥”というのが基本的なルールです。理由としては、高さのある食べ物が奥にあるほうが、ライスが大盛りの場合でも食べやすいからです。実際に比べていただくと、よくわかると思います」。(CoCo壱番屋広報:浅井さん)」

つまり、ライスを壁、ルーを海と見立てたときに、奥から壁を崩した方が食べやすい、という理由のようです。なるほど、確かにこれなら壁を崩す→海にひたす→口に運ぶ、という一連の動作が1ストロークで行えます。

実際自分はどうかというと、長年染み付いた習慣のせいか、そこまで食べやすいとも思わないのですが、今はココイチでカレーを食べるときは「ルーが手前、ライスが奥」という出されたままの状態で食べています。郷に入りては郷に従え、という諺もありますし、何よりせっかくロゴがこっちを向いているのにそれを180°変えるのは、リスペクトに欠けた行為だと思うので。

ちなみに、カレーのルーの位置というのは一般的にどれがメジャーなのかと思い調べてみました。

リンク先の記事によると、「右」派が圧倒的多数で45.0%、次いで「左」派が37.6%、「手前」派がグッと下がって8.4%、そして我が家のトラディショナル・スタイルである「奥」派はなんと僅か4.2%。そんなに異端だったのか、我が家よ。

都道府県別の統計もあるので、皆さんもカレーの向きに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。ルーが奥派の人がいたら是非ご連絡下さい。